爪を短く切りすぎた！痛い！深爪のリスクや早く伸ばす方法を解説

ついつい爪を短く切りすぎてしまうこともあるかもしれませんが、深爪の状態が続くと、炎症を起こして陥入爪などになるリスクが高くなります。深爪を改善するためには、正しい爪の切り方や生活習慣を見直すことが大切です。

そこで今回は、爪を切りすぎたときの対処法や陥入爪の治療法、切りすぎた爪を早く伸ばす方法などについてご紹介します。爪を切りすぎてお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修をお願いしている簗医師の、解説記事へのリンクを文中に掲載しています。より詳しく知りたい方は、簗医師の解説記事もご覧ください。不明な点は掲示板（https://medical-media.jp/bbs/）からご相談ください。

専門医のワンポイントコメント

爪を切る過ぎると陥入爪を引き起こす事があります。

一般的に「陥入爪」と「巻き爪」という言葉は混同して使われている場合がありますが「陥入爪」と「巻き爪」は別の状態を表します。

この記事ではわかりやすいように一部「巻き爪」を含めて「陥入爪」という言葉で表現している場合があります。違いについての詳細は解説記事を参照してください。

爪を切りすぎた状態とは

爪の適切な長さは、皮膚の先端と同じぐらいの長さが目安です。それよりも短い場合は、切りすぎているといっていいでしょう。

爪を切る際は、「スクエアオフカット」に整えるのがポイントです。スクエアオフカットとは、四角の角に少し丸みをつけた形を指します。尖っている角の部分は、爪やすりなどで少しずつ削りましょう。

その他、爪を切る際のポイントは以下のとおりです。

上記の注意点に気をつければ、深爪や巻き爪、陥入爪などの爪トラブル防止につながります。

専門医のワンポイントコメント

正しい爪の切り方について、以下の記事では専門医が解説しています。

爪を短く切りすぎて血が出てしまった場合は、患部を流水でよく洗った後、軟膏を塗りましょう。指先は普段からよく動かす部分なので、ガーゼなどを貼るよりも絆創膏や医療用テープで保護するのがおすすめです。

患部に痛みがあり、指先が熱を発している場合は、指の腹部分に保冷剤を当てて冷やしてください。炎症がひどい場合や、膿が溜まっていたりする場合は、病院で診てもらいましょう。

爪を短く切りすぎると、陥入爪になるリスクが高まります。陥入爪とは、爪の先端が周りの皮膚に食い込むことで、腫れや痛みが生じたり、膿んでしまったりする状態のことです。

爪を切るときに毎回白い部分をすべて切ってしまう方は、爪の角が皮膚に埋もれる形になり、靴や靴下を履いた際に皮膚が圧迫され、爪が皮膚に食い込んでしまいます。爪切りをした直後の爪は、断面が鋭くなっているので、皮膚に食い込むと傷や痛み、炎症につながりかねません。

陥入爪を引き起こしやすい状態として、巻き爪があげられます。爪が巻いていると皮膚に食い込みやすくなり、陥入爪になりやすいです。

陥入爪の治療法には、以下のようなものが挙げられます。

＜保存的治療＞

※矯正治療は巻き爪が陥入爪の原因だった場合

＜外科的治療（手術）＞

陥入爪の治療法は、クリニックや症状などによって異なります。どのような治療が自分に合っているか、事前に医師としっかり相談しましょう。

陥入爪と混同されやすい症状として、巻き爪が挙げられます。巻き爪とは、爪が内側に巻き込むように変形している状態のことです。爪が巻き込んだ結果、皮膚に食い込んで炎症を起こすことがあります。

一方で陥入爪は、爪が皮膚に食い込んで痛みや炎症を起こしている状態のことで、必ずしも巻いているとは限りません。

切りすぎた爪を早く伸ばすためには、普段の生活習慣を見直すことが大切です。とくに爪のピンクの部分（ネイルベッド）を伸ばすためには、ハイポニキウムの育成が重要です。ここからは、ハイポニキウムを育成し、爪を健康に保つ方法についてご紹介します。

爪に汚れが溜まっていると、さまざまな爪トラブルが生じやすくなります。そのため爪を念入りに洗浄して清潔にし、保湿を徹底するよう心がけましょう。爪の保湿をする際は、爪周りを丁寧に触って異常がないか確かめるのも重要です。

爪トラブルを早期発見するためにも、日々のネイルケアを習慣にしましょう。

爪を健康的に伸ばすためには、栄養バランスの整った食生活を送ることが大切です。爪に良いといわれている栄養素には、以下のようなものが挙げられます。