返信先: 根本（爪基部）から巻いている爪の矯正

ご相談ありがとうございます。

ご指摘の通り、ネイルエイドは爪の先端に装着するとので、基部への効果が表れにくいことも多いです。

爪の基部が巻いている場合、先端が矯正された後も、しばらく（数か月）装着していると、基部も少しずつ改善する場合があります。その場合は先端は矯正されてるので器具の引っ掛かりがなくすぐに外れてしまいます。必ずテープなどで保護してください。

爪が硬い場合は、器具を付けたまま少し長めの足浴を定期的に行うとより効果的です（足浴で爪が柔らかくなっているところに器具の矯正が働くので改善が早いです）

また、基部の矯正には、足の環境調整がより重要と感じています。足の環境についてですが、大きく３つポイントがあります。歩き方、靴の調整、インソールの使用です。

特に靴に関しては、緩い靴を履いているつもりでも、足首や足の甲がしっかりと紐などで固定されていないと、歩いているうちに足が靴の中で前に移動して、指先を圧迫刺激することになるので注意が必要です。（紐靴を締めたり緩めたり大変なので、外来ではチャック付きに紐靴をお勧めす場合が多いです）

インソールに関しては理想的にはオーダーメイドなのですが、ネットに1000円前後で「アーチサポート」タイプ（土踏まずを持ち上げるタイプ）のインソールがいくつかあるので、まずはこういったものを試してもらっても良いかもしれません

あと、根治的には爪の幅を狭くする手術という方法もあります。再発を繰り返す場合はそういった方法もあると、頭の片隅に入れておいてもらえれば気分的にも楽ではないかと思います。

以下のページは、私がネットでたまたま見つけたページですが、こんなイメージで改善してくる場合が多いです（爪の状態によっては改善が乏しい場合もあります）。参考になるかと思いリンクさせていただきました。
https://shopblog.opus21.net/nailaid/

足の環境調整については、私の記事も参考にしてください
https://medical-media.jp/selfcare/#s2-2