足の爪の臭いは何が原因?チーズのような発酵臭の取り方・予防法をご紹介
足の爪がツーンと臭うことはありませんか?納豆やチーズのような足の爪の発酵臭を取るためには、適切なケア方法を知っておく必要があります。
そこで今回は、足の爪の臭いを取る方法や予防法についてご紹介します。足の爪をきれいに保ちたい方や、臭いが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
足の爪の臭い。正体は「垢」や「細菌」
足の爪から納豆やチーズのような発酵臭がする方は、少なくありません。足の爪の臭いの主な原因は、垢や細菌の蓄積です。爪と指の隙間に垢が蓄積した状態で放置していると、爪垢をエサにして細菌が増殖し、足の爪が臭くなります。
足は靴やソックスなどによって蒸れが生じやすいので、細菌が増えやすいです。とくに湿気の多い夏の季節などは、汗が溜まって足が蒸れやすい点に注意してください。
足の爪に臭いの元となる垢が溜まる原因
ここからは、臭いの元となる垢が足の爪に溜まる原因についてご紹介します。
足の爪まで洗えていない
入浴時などに足の爪までしっかり洗えていないと、汚れや垢が足の爪に蓄積する原因となります。足の爪の奥深くに蓄積した垢は取れにくいので、念入りにしっかり洗うことが必要です。
足の爪が長い
爪垢が溜まる原因として、足の爪が長いのも挙げられます。足の爪が長いと、爪と指の間に隙間ができるため、そこに汚れや靴下の繊維が溜まり、雑菌が繁殖しやすいのです。細菌の繁殖を防いで清潔に保つためには、足の爪を定期的に短くカットしましょう。
巻き爪になっている
巻き爪になっていると、健康な爪よりも臭いが生じやすい傾向にあります。巻き爪によって爪が変形した部分には汚れや垢が蓄積しやすいからです。細菌が増えた状態を放っておくと、巻き爪の症状が悪化して腫れや膿などが生じる恐れもあります。
巻き爪の原因や予防法について詳しく解説した、以下の記事もチェックしてみてください。
簗医師の解説記事:https://medical-media.jp/selfcare/
足の爪の臭いの取り方は?5つの対策方法
ここからは、足の爪の臭いを取る方法についてご紹介します。
①入浴の際、指や爪周りを丁寧に洗う
お風呂では、足の爪を丁寧に洗って清潔を保つのが重要です。足用ブラシや歯ブラシなどに石鹸をつけて、丁寧に足指や爪周りを洗いましょう。このとき強い力でゴシゴシしすぎると、爪や皮膚を傷めるリスクがあるので注意してください。
足の爪の清潔を保つためには、週2~3回程度の頻度でブラッシングするのがおすすめです。
②薬用石鹸を使う
普段使用している石鹸やボディソープなどで臭いが十分に取れない場合は、消臭に特化した薬用石鹼を使用するのもおすすめです。加齢臭やワキガ対策に特化したボディソープなどにも消臭成分が入っているため、足の爪の臭いにおすすめです。
➂入浴後、爪の垢を除去する
お風呂から上がったら、爪垢取りやコットンスティックなどを使用して爪のなかに溜まった垢を取り除きましょう。爪垢取りやコットンスティックがない場合、ハンカチやガーゼなどでも代用可能です。爪の側面部分にも皮脂汚れや垢が蓄積しやすいので、念入りにケアしてください。
④爪を正しい長さ・形に切る
爪の垢が溜まらないようにするためには、爪の長さや形を適切に整える必要があります。爪切りの作業は、爪がやわらかくて傷みにくいお風呂上がりのタイミングで行うのがおすすめです。
爪の長さは、指の高さと同じくらいになるようにカットするのがポイントです。短くしすぎて深爪になると、巻き爪など爪トラブルの原因となります。また爪の形は、四角形に丸みをつけたスクエアオフカットがおすすめです。
足の爪の正しい切り方について、以下の記事では画像付きで詳しく解説しています。
⑤指や爪周りを保湿する
足の爪の長さと形を整えたら、仕上げとして指や爪周りをしっかり保湿しましょう。爪切りをしたあとの爪は乾燥しやすいため、保湿していないと外部からのダメージにもろくなってしまいます。爪の保湿には、ハンドクリームやネイルオイルなどを使用してください。
足の爪の臭いを予防するための2つのポイント
足の爪の臭いを予防するためには、ここまでご紹介した方法のほか必要に応じて以下のようなポイントも押さえておきましょう。
巻き爪を対策する
巻き爪の予防方法には、インソールの使用以外に以下のようなものがあります。
- 正しい爪切りをする
- 自分の足に合った靴を、正しく履く
- 日常で歩くことを心がける
- 歩き方にも気を付ける
- 爪を清潔に保ち、保湿する
- ネイルをしている場合は、改善するまでお休みする
- 扁平足・外反母趾を治療する
また、巻き爪の症状が軽度の場合は、次のような方法で改善を試みるのがおすすめです。
- コットンパッキング法
- テーピング法
- 矯正グッズの使用
コットンパッキングは、爪と皮膚の隙間にコットンを挟み込み、巻き爪による痛みを和らげる方法です。テーピングは、テープや絆創膏で皮膚を引っ張って爪との隙間を広げ、爪が皮膚に刺さるのを防ぐ方法を指します。
また巻き爪矯正器具を使う場合は、矯正力と耐久性に優れた「ネイル・エイド」がおすすめです。ネイル・エイドは初心者の方でも着脱しやすい仕様になっており、長く使いやすい特徴があります。
なお巻き爪の症状が重い場合は、以下のような診療科を受診しましょう。
- 皮膚科
- 形成外科
- フットケア外来
巻き爪に対応してくれる医療機関を探すのが難しい場合があります。病院の探し方について解説した記事も参考にして下さい。
簗医師の解説記事:https://medical-media.jp/column/when-it-becomes-an-ingrown-nail/
ネイルの付け替え周期を守る
ネイルをしている方は、適切な頻度でネイルの付け替えをするのが重要です。足のネイルは手のネイルよりも長持ちしやすいため、ついつい放置してしまう方は少なくありません。しかしネイルを放置しているうちに爪が長く伸び、皮膚と爪の間に垢が溜まってしまいます。
このような事態を防ぐために、足のネイルは目安として1~1.5ヶ月に1度は付け替えましょう。
まとめ
今回は、足の爪の臭いを取る方法や予防法についてご紹介しました。足の爪から漂う臭いを改善するためには、適切なフットケアをして爪に垢や細菌が溜まらないようにすることが重要です。
また軽度の巻き爪によって足の爪が臭くなっている場合、巻き爪矯正器具である「ネイル・エイド」を使用して巻き爪の改善を試みるのがおすすめです。ネイル・エイドは着脱しやすい仕様になっており、初心者の方でも楽に扱えます。巻き爪を治して足の爪の臭いを取りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
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【監修 埼玉医科大学 形成外科 簗由一郎医師】