爪を強くする方法とは?7つのポイントを押さえてキレイに伸ばそう

自爪がやわらかく、割れやすい方も多いのではないでしょうか。爪をキレイに伸ばそうと思っても、すぐに割れてしまうと美しい形に整えるのは難しいかもしれません。美しい爪を保つためには、爪を強く丈夫にする必要があります。


そこで今回は、爪を強くする方法について解説します。爪をキレイに伸ばしたい方や、爪が割れたり欠けたりするのを防ぎたい方は、ぜひ参考にしてみてください。


この記事の監修をお願いしている簗医師の、解説記事へのリンクを文中に掲載しています。より詳しく知りたい方は、簗医師の解説記事もご覧ください。不明な点は掲示板(https://medical-media.jp/bbs/)からご相談ください。

専門医のワンポイントコメント

一般的に「陥入爪」と「巻き爪」という言葉は混同して使われている場合がありますが「陥入爪」と「巻き爪」は別の状態を表します。


この記事ではわかりやすいように一部「巻き爪」を含めて「陥入爪」という言葉で表現している場合があります。違いについての詳細は解説記事を参照してください。


  • 陥入爪=爪甲が側爪郭に陥入し炎症を引き起こした状態
  • 巻き爪=爪甲が彎曲した状態

簗医師の解説記事:https://medical-media.jp/basic/#s5

爪を強くする7つの方法

爪をキレイに伸ばすためには、ネイルケアや生活習慣を見直す必要があります。ここでは、爪を強くする7つの方法について解説します。

①保湿を徹底する

ハンドクリームを塗る様子

爪が乾燥すると、外部からの刺激にもろくなって割れやすくなります。爪の乾燥を防ぐためには、ネイルオイルやネイルクリームを使って爪を保湿することが大事です。オイルとクリームの違いは、主に以下の通りです。

 

ネイルオイル

・肌なじみが良く、塗りやすい
・クリームよりベタベタしにくい

ネイルクリーム

・皮膚をしっかり保護する
・オイルよりも効果持続時間が長い

 

爪の保湿をする際は、軽くマッサージをしながら塗るのがおすすめです。指先をマッサージすると血行が良くなり、爪の成長に必要な栄養素がすみずみまで行き渡りやすくなります。

②爪切りではなく、やすりで形を整える

爪が弱い方や薄い方は、爪切りの使用を控えましょう。爪切りは爪への負担が大きいため、ひび割れなどの原因となります。

 

爪の長さを調整する際は、爪やすりを使用するのがおすすめです。爪やすりであれば、爪への負担を軽減できます。爪やすりを使う際は、往復させずに一方向にスライドさせましょう。

専門医のワンポイントコメント

以下の記事では、正しい爪の切り方について、画像付きで解説しています。


簗医師の解説記事:https://medical-media.jp/selfcare/#s2-3

③爪に負担をかけない

爪は外部から衝撃を受けると、割れたり折れたりしやすくなります。以下のような動作は爪に負担をかけるので、できるだけしないようにしましょう。

 

  • バッグの中を見ずに荷物をあさる
  • 爪の先端に力を入れてラベルやシールを剥がす など

 

何かを剥がしたり押したりする際は、爪ではなく指の腹や関節、道具などを使うのがおすすめです。爪にかかる負担を極力減らすことで、強く健康的な爪に導けます。

④ジェルネイルは爪への負担が少ない方法で行う

ジェルネイル

ジェルネイルをする場合は、爪への負担が少ない方法を選択するのもおすすめです。爪への負担を軽減できるジェルネイルの方法としては、以下のようなものが挙げられます。

 

  • フィルインネイル
  • ノンサンディングジェル

 

フィルインとは、ジェルネイルを付け替える際に、もとのベースジェルを1層残した状態でサンディングを止め、上から新しいジェルを塗り重ねる方法です。1層残すことによって、自爪を削らずに済みます。

 

ノンサンディングジェルとは、ジェルを塗る前に爪を削らない方法です。爪を傷つけずにネイルを楽しみたいのであれば、これらの方法を検討してみてください。

⑤ジェルネイルやマニキュアを無理やり剥がさない

ジェルネイルやマニキュアが少し剥がれてきたときに、無理やり剥がすのは良くありません。ネイルを無理やり剥がす行為は、爪に大きな負担を与えます。ネイルオフは専用の除光液を使い、オフ後は念入りに爪を保湿しましょう。

⑥栄養バランスの良い食事をとる

爪を強くするためには、栄養バランスの良い食事をとって爪に栄養を行き渡らせることが大事といわれています。爪にとって良いとされている栄養素には、以下のようなものがあります。

 

栄養素

多く含まれている食材

タンパク質

肉、魚、卵、大豆製品など

亜鉛

牡蠣、赤身肉、豚レバー、ナッツ類、納豆など

鉄分

レバー、貝類、小松菜など

ビタミンA

レバー、緑黄色野菜など

ビタミンB群

豚肉、魚介類、乳製品など

 

上記のような栄養素を食事だけで摂取しきれない場合は、爪ケア用のサプリメントを活用するのも良いかもしれません。

⑦爪補強剤の使用も検討

ネイルを塗る足の爪

爪を強くするために、爪補強剤を使用するのもおすすめです。爪を補強すると、以下のようなメリットがあります。

 

  • 外部刺激から爪を守り、トラブルを防止する
  • 爪が欠けたり割れたりしている場合、症状悪化を防ぐ
  • 爪にツヤが生まれて美しく見える

 

爪補強剤を使うと、爪のトラブル予防や悪化防止以外にも、キレイな指先になるメリットがあります。爪補強剤にはさまざまな種類がありますが、ツヤを出せるタイプを選べば、自然でキレイな爪に仕上がります。

足の爪の場合は、靴や歩き方にも注意!

手の爪だけでなく足の爪も強くしたい場合は、靴選びや歩き方などにも注意する必要があります。ここからは、足の爪を強くするポイントについて解説します。

自分の足に合った靴を選ぶ

白いスニーカー

足の爪を強くするためには、自分の足に合った靴を選ぶことが大事です。足に合う靴選びのポイントは、以下を参考にしてみてください。

 

  • つま先部分に余裕がある
  • 足指の上部にも余裕がある
  • 足の甲(足首)がしっかり固定できる

 

足の爪に負担をかけないためには、つま先や足指上部に適度なスペースがある靴を選ぶのがおすすめです。つま先が尖って狭い靴だと、爪が圧迫されてダメージを受けてしまいます。歩行時に靴の中で足が前後するのを防ぐために、面ファスナーや靴紐で足首をしっかり固定できる靴がおすすめです。

正しい歩き方をする

爪を強くするためには、靴の選び方だけでなく歩き方にも注意しましょう。爪を健やかに保つための正しい歩き方は、以下の通りです。

 

  1. 背中を伸ばして正面を向き、足をまっすぐ出す
  2. かかとから接地し、足の裏全体に重心をかけて腕を自然に振る
  3. 上半身が前に出たら、反対側の足が地面につくタイミングで母趾をしっかり蹴り出すように歩く

 

専門医のワンポイントコメント

以下の記事では、自分の足に合った靴の選び方や正しい歩き方について、画像付きで詳しく解説しています。


簗医師の解説記事:https://medical-media.jp/selfcare/#s2

扁平足の場合はインソールを活用する

インソール

扁平足にお悩みの場合は、インソールを活用するのもおすすめです。扁平足で足が平らになると、歩行時に土踏まずに負担がかかり、爪や足トラブルの原因となります。インソールを活用することで、足の裏にかかる荷重バランスが分散され、正しい歩き方をサポートできます。

まとめ

今回は、爪を強くする方法について解説しました。爪を強く健康に保つためには、保湿や栄養補給、マッサージなど日々のケアを徹底しましょう。また、足の爪を強くするには、正しい靴選びや歩き方を身につけるのも大事です。

 

足の骨格のアーチが崩れることで、様々な症状が出てきます。足に異変を感じたら、早めにアーチをサポートするインソールを利用すると良いでしょう。

 

巻き爪になっている場合は、巻き爪矯正器具「ネイル・エイド」を使うのがおすすめです。爪トラブルを改善し、強くて健康な爪を維持しましょう。

 

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【監修 埼玉医科大学 形成外科 簗由一郎医師】

 

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