爪を伸ばしすぎるのはNG!影響や適切な長さ、正しい切り方を紹介

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爪を切るのが面倒で、ついつい伸ばしすぎてしまう方は多いのではないでしょうか。実は爪を長く伸ばしすぎると、さまざまな悪影響が生じてしまいます。爪の健康をキープするためには、適切な長さにカットすることが大事です。


そこで今回は、爪を伸ばしすぎるリスクや適切な長さ、正しい切り方などについてご紹介します。爪を伸ばしすぎている方や、爪をきれいに整えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。


この記事の監修をお願いしている簗医師の、解説記事へのリンクを文中に掲載しています。より詳しく知りたい方は、簗医師の解説記事もご覧ください。不明な点は掲示板(https://medical-media.jp/bbs/)からご相談ください。

専門医のワンポイントコメント

一般的に「陥入爪」と「巻き爪」という言葉は混同して使われている場合がありますが「陥入爪」と「巻き爪」は別の状態を表します。


この記事ではわかりやすいように一部「巻き爪」を含めて「陥入爪」という言葉で表現している場合があります。違いについての詳細は解説記事を参照してください。


  • 陥入爪=爪甲が側爪郭に陥入し炎症を引き起こした状態
  • 巻き爪=爪甲が彎曲した状態

簗医師の解説記事:https://medical-media.jp/basic/#s5

爪の伸びるスピードとは

綺麗な爪

手の爪は、1日におよそ0.1mm伸び、1ヶ月でおよそ3mm伸びるとされています。足の爪は手の爪よりも伸びるスピードが遅く、1日におよそ0.05mm、1ヶ月で1.5mmほど伸びるといわれています。

 

ただし年齢や性別、時期などによって、爪の伸びるスピードが異なる点に注意が必要です。たとえば一般的に、夏の方が冬よりも爪がスピーディーに伸びやすいとされています。なぜなら暑い夏は体温が上がり、新陳代謝が活発になるためです。

爪を伸ばしすぎると、どんな影響がある?

爪切りを怠って爪を伸ばしすぎると、爪にとってさまざまな悪影響があります。また、爪の長さは見た目の印象を左右するともいわれているのです。ここからは、爪を伸ばしすぎるリスクについてご紹介します。

爪が折れる・割れる

爪を伸ばしすぎると、爪が割れたり折れたりするリスクが高くなります。爪が割れると極端な深爪になってしまう恐れがあり、注意が必要です。また、爪が不自然に割れてしまうと、見た目も悪くなります。

巻き爪になる

巻き爪

爪を伸ばしすぎると、巻き爪になる恐れがあります。巻き爪とは、爪が内側に巻き込む状態のことです。爪を伸ばすと靴など圧迫されて、巻きが強くなりやすい傾向にあります。

専門医のワンポイントコメント

以下の記事では、巻き爪の原因と予防について詳しく解説しています。


簗医師の解説記事:https://medical-media.jp/selfcare/

陥入爪になる

爪の伸ばしすぎによる巻き爪を放置していると、陥入爪に発展してしまう恐れもあります。陥入爪とは、爪が皮膚に食い込んで炎症を引き起こしている状態のことです。炎症が続くと、痛みや腫れがひどくなる可能性もあるので、早めの対処が必要です。

専門医のワンポイントコメント

爪を短く切りすぎると、陥入爪になりやすいです。もちろん伸ばしすぎは良くないのですが、陥入爪を予防するという意味では、少し長さを保っておくほうが良い場合もあります。正しい爪の切り方については、この記事の続きで解説しています


以下の記事では、陥入爪と巻き爪の違いについて解説しています。


簗医師の解説記事:https://medical-media.jp/basic/#s5

靴下やタイツに穴が開く

爪の長さによりストッキングが破れている様子

爪を伸ばしすぎると、伸びた部分が靴下やタイツに刺さり、布に穴が開いてしまう可能性があります。お気に入りの靴下やタイツが破れてしまうと、見た目が悪くなるだけでなく、気分も沈んでしまうでしょう。

 

※爪が長くないにも関わらず、靴下に穴が開きやすい場合は、靴や歩き方に問題がある事が多いです。記事後半の靴の選び方の解説記事のリンクを参考にしてください。

不衛生な印象を与える

爪が長すぎると、周囲に不衛生な印象を与えてしまう恐れがあります。伸びた爪と皮膚の間に汚れが溜まりやすいため、家事などの際に支障をきたすのではないかというイメージを抱く方も少なくありません。

爪の適切な長さ

爪を伸ばしすぎないためには、適切な爪の長さを知っておくのが大切です。爪の先端の長さは、皮膚の先端と同じくらいの長さになるようにカットしましょう。

 

爪の伸ばしすぎを改善しようとして、反対に爪を短くしすぎても良くありません。爪が極端に短い状態のことを、深爪といいます。深爪の状態が続くと、以下のようなリスクが高まります。

 

  • 指先に力が入らず、歩きにくくなる
  • 皮膚と爪の隙間に細菌が侵入し、炎症を引き起こしやすくなる
  • 爪が変形して小さくなる など

 

このようなリスクを避けるためにも、爪は長すぎず短すぎず、適切な長さをキープしましょう。

爪の正しい切り方

足の爪を切る様子

爪を伸ばしすぎないために、正しい切り方を身につけましょう。健康的な爪をキープするためには、爪の形をスクエアオフカットに仕上げるのがおすすめです。スクエアオフとは、四角いフォルムに丸みをつけた形を指します。爪をスクエアオフカットに整える方法は、以下を参考にしてみてください。

 

  1. 爪切りで適切な長さまでまっすぐに切る
  2. 先端の角が少し丸みを帯びるように整える

 

巻き爪などの爪トラブルを防ぐためには、シャープな形や深爪を避けるのがおすすめです。

専門医のワンポイントコメント

以下の記事では、正しい爪の切り方について、画像付きで詳しく解説しています。


簗医師の解説記事:https://medical-media.jp/selfcare/#s2-3

しっかりとケアして、健康な爪を維持しよう

ハンドクリームを塗る様子

健康な爪をキープするためには、日頃のケアを怠らないようにしましょう。ここからは、自宅でできるネイルケアについてご紹介します。

乾燥を防ぐために、保湿する

お肌と同様に、爪も乾燥すると傷みやすくなります。爪を健康に保つためには、保湿ケアを徹底して乾燥を防ぐことが大事です。ネイルオイルやハンドクリームなどを活用して、手と足の爪をこまめに保湿するよう心がけましょう。

栄養バランスの良い食事をとる

爪は、タンパク質を主成分としてできています。爪を健康に保つためには、タンパク質を積極的に摂取することが大事です。魚や肉、大豆製品、乳製品などを食事に取り入れ、タンパク質が爪にしっかり行き届くようにしましょう。また、ビタミンB2やビタミンB6も、爪の健康に効果的です。

 

さらに亜鉛も、爪を構成する大事な栄養素です。亜鉛は貝類やアーモンド、レバー、チーズなどに多く含まれています。食事だけで十分にとりきれない場合は、亜鉛が含まれたサプリメントを活用するのも良いでしょう。

足に合った靴で、正しく歩く

足の爪を健康に保つためには、足に合った靴で正しく歩くことが大事です。靴選びの際は、以下の点を意識してみてください。

 

  • 足先に適度なスペースがあるか
  • 指の上部に適度なスペースがあるか
  • 足首、足の甲が靴に固定されているか

 

また靴の選び方だけでなく、歩き方にもコツがあります。正しい歩き方は、以下の手順を参考にしてみましょう。

 

  1. 背中をまっすぐにして前を向き、足を前に出す
  2. かかとから地面につき、足の裏全体に体重をかける
  3. 上半身が前に出たら、反対の足が地面につくタイミングで母趾を蹴り出すように歩く

 

正しい歩き方を身につけることで、足の指に適度な圧力がかかり、爪の変形や巻き爪の防止につながります。

専門医のワンポイントコメント

以下の記事では、自分の足に合った靴の選び方や正しい歩き方について、詳しく解説しています。


簗医師の解説記事:https://medical-media.jp/selfcare/#s2

まとめ

今回は、爪を伸ばしすぎるリスクや適切な長さ、正しい切り方などについてご紹介しました。爪を長く伸ばしすぎると、周りに不衛生な印象を与えてしまったり、靴下に穴が開いたりする恐れがあります。それだけでなく、巻き爪や陥入爪、ひび割れなどの原因となりかねないので、爪は適切な長さを保ちましょう。

 

爪の伸ばしすぎにより軽度の巻き爪になっている場合は、巻き爪矯正器具「ネイル・エイド」を使用するのがおすすめです。ネイル・エイドは爪も器具も加工不要で、そのまま使用できます。慣れていない方でも簡単に着脱できる仕様に作られているので、ぜひお試しください。

 

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【監修 埼玉医科大学 形成外科 簗由一郎医師】

 

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