爪はスクエアオフカットで仕上げよう！正しい切り方・ポイントや注意点をご紹介

爪を切るとき、どのような形に整えたら良いのでしょうか。実は爪の形によっては、巻き爪などのトラブルが起こりやすくなってしまいます。爪への負担を減らすためには、「スクエアオフカット」と呼ばれる形がおすすめです。

今回は、爪をスクエアオフカットに整えるやり方やポイント、注意点などについてご紹介します。スクエアオフカットに整えて爪の健康を保ちたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修をお願いしている簗医師の、解説記事へのリンクを文中に掲載しています。より詳しく知りたい方は、簗医師の解説記事もご覧ください。不明な点は掲示板（https://medical-media.jp/bbs/）からご相談ください。

専門医のワンポイントコメント

一般的に「陥入爪」と「巻き爪」という言葉は混同して使われている場合がありますが「陥入爪」と「巻き爪」は別の状態を表します。

この記事ではわかりやすいように一部「巻き爪」を含めて「陥入爪」という言葉で表現している場合があります。違いについての詳細は解説記事を参照してください。

爪の正しい切り方は「スクエアオフカット」

爪の形には、ラウンドやオーバルなどさまざまなタイプがあります。そのなかでもスクエアオフカットとは、爪の先端とサイドがまっすぐで、角のみをやや丸く整えた形のことです。爪の面積が広くなるので、高い強度を確保でき、割れやヒビを防ぎやすい特徴があります。

爪をスクエアオフカットに整える際は、以下のアイテムを準備しましょう。

ここからは、爪をスクエアオフカットに整える手順についてご紹介します。

まず、爪切りや爪やすりを使ってまっすぐ長さを整えます。長さを調整する際は、爪が皮膚と同じぐらいの長さになるように意識しましょう。

長さを調整できたら、切った面をなめらかにするため、爪やすりで仕上げましょう。爪やすりを使う際は、ゴシゴシと双方向に動かすのではなく、一方向にやさしくスライドさせるのがポイントです。

また両角を爪やすりで削り、少し丸みをつけましょう。このとき削りすぎると、スクエアオフカットではなくラウンドカットのようになってしまうので注意してください。

爪をきれいなスクエアオフカットに整えるために、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここからは、爪をスクエアオフカットに整えるポイントについてご紹介します。

爪切りには、ニッパー型とクリッパー型の2種類があります。クリニックなどでは、硬い爪も切りやすいニッパー型がよく用いられます。一方で一般家庭では、扱いやすいクリッパー型が主流です。

どちらのタイプでも、刃の形が直線状・アーチ状のものがあります。爪をスクエアオフカットに整える際は、ニッパー型・クリッパー型ともに直線刃を使うのがおすすめです。

爪をカットするタイミングは、入浴後がおすすめです。入浴後は爪がやわらかくなっているので、負担をかけずにカットしやすくなっています。入浴後のカットが難しい場合は、ぬるま湯に爪を数分間つけてからカットするようにしましょう。

爪をカットする前に、爪の中に溜まった角質や汚れを取り除いておきましょう。爪垢取りなどを活用するのがおすすめですが、持っていない場合はガーゼやハンカチなどでも問題ありません。爪の側面部分にも垢や汚れが蓄積しやすいので、入念にケアしましょう。

カットした後の爪は、乾燥しやすい状態になっています。乾燥によるトラブルを防ぐため、爪切り後はクリームなどを使って念入りに保湿しましょう。爪と一緒に手や指、全身の保湿も行えば、お風呂上がりの保湿ケアをスムーズに済ませられます。

爪を切る際は、爪トラブル防止のために注意すべき点もあります。ここからは、爪を切る際の注意点についてご紹介します。

爪をカットする際、長すぎまたは短すぎ（深爪）にならないよう注意しましょう。爪が短すぎると、巻き爪などさまざまな爪トラブルの原因となります。一方で爪が長すぎると、靴を履いたときに爪が靴に当たって負担を受けやすくなります。

爪を切る頻度は、手の爪で1週間～10日に1回、足の爪で3週間～1ヶ月に1回程度が目安です。頻繁に切りすぎると、深爪になってしまう可能性があるので注意しましょう。

以下のような爪トラブルによって爪が切りにくくなっている場合は、無理やり自分で切ろうとしないでください。