爪のピンクの部分を増やす方法とは?伸ばすためのポイント・注意点をご紹介

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「長くてきれいな爪になりたい」「爪のピンクの部分を増やすにはどうしたらいいの?」と思われている方は多いのではないでしょうか。実は爪のピンクの部分は、適切なネイルケアを行えば増やせる可能性があります。


そこで今回は、爪のピンクの部分を増やす方法についてご紹介します。爪のピンクの部分を増やしてきれいな形の爪を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。


この記事の監修をお願いしている簗医師の、解説記事へのリンクを文中に掲載しています。より詳しく知りたい方は、簗医師の解説記事もご覧ください。不明な点は掲示板(https://medical-media.jp/bbs/)からご相談ください。

専門医のワンポイントコメント
爪のピンクの部分に焦点をあてた記事なりますが、臨床的にはあまり問題になる機会は少ないと思います。文献など、科学的なデータの少ない分野になりますが、今回の記事を参考にして頂ければと思います。

爪のピンクの部分を増やすには「ハイポニキウム」の育成が重要

指を開いた両手

爪のピンクの部分は、ネイルベッド(爪床)といいます。ネイルベッドの長さは、ハイポニキウム(爪下皮)と深く関連しています。ハイポニキウムとは、爪を裏側から見たときに爪と指をつないでいる、薄くて半透明の部分のことです。ハイポニキウムには、爪が剥がれたり、爪と指のすき間から雑菌が入ったりするのを防ぐ役割があります。

 

爪のピンクの部分を増やすためには、爪にしっかりと栄養を与えて、ハイポニキウムを伸ばすことが重要です。ハイポニキウムを剥がしたり、すき間から汚れをかき出そうとしたりすると、ピンクの部分が増えにくくなるので注意しましょう。

爪のピンクの部分を増やすメリット

ケアしている手

爪のピンクの部分を増やすと、以下のようなメリットがあります。

 

  • 指が長く見える
  • 爪と皮膚のすき間に汚れが溜まりにくくなる
  • 深爪の防止になる

 

ハイポニキウムを長く保つことで、ネイルベッドの面積が広くなります。すると爪の白い部分との境目がきれいなアーチ状になり、縦長できれいな爪の形に近づくのです。爪が縦長になると指が細く見え、手全体がきれいに見えます。

 

ハイポニキウムには、爪と皮膚のすき間に細菌が侵入するのを防ぐ役割もあります。細菌だけでなく、汚れやホコリ、細かいゴミが入り込むのも防げるのです。ハイポニキウムがきれいに伸びていれば、爪と皮膚のすき間が少なくなり、爪を伸ばしたりネイルアートをしたりしても汚くなりにくいでしょう。

 

また、ハイポニキウムをしっかり伸ばしていると、深爪防止になることもメリットです。ハイポニキウムを育成するためには、爪切りではなく、爪やすりで長さを調整することが望ましいとされています。爪やすりで少しずつ長さを調整することによって、深爪のリスクを軽減できるのです。

爪のピンクの部分を増やすためのポイント

爪のピンクの部分を増やすためには、日頃のネイルケアが重要です。ここからは、爪のピンクの部分を増やすためのポイントについてご紹介します。

①爪切りを使わずに、やすりで整える

やすりで詰めをケアする

爪の長さを整える際は、爪切りではなく爪やすりを使うのがおすすめです。爪切りを使用すると、本来緩やかにカーブしている爪が無理やりまっすぐの状態になるため、爪に負荷がかかって割れたり折れたりする恐れがあります。爪やすりの中でも、金属やガラスなどの硬い素材ではなく、紙製のものを使用するのがおすすめです。

②爪を短くし過ぎない

爪の長さを調整する際、短く切りすぎないのがポイントです。ハイポニキウムは爪に沿って伸びていくので、爪を短くカットしすぎると伸ばせなくなってしまいます。目安としては爪の白い部分が2~3mm程度見えるよう、長さを調整しましょう。

専門医のワンポイントコメント

以下の記事では、正しい爪の切り方を画像付きで詳しく解説しています。


簗医師の解説記事:https://medical-media.jp/selfcare/#s2-3

③保湿を徹底する

保湿クリーム

ハイポニキウムも皮膚の一部のため、ネイルオイルを定期的に塗って保湿するのが重要です。とくに乾燥しやすい洗顔後や洗い物をした後、手を洗った後などは、念入りに保湿ケアを行いましょう。

 

ネイルオイルがない場合は、ハンドクリームやワセリン、乳液などでも代用できます。適量を指にとり、爪の周りやハイポニキウムまでしっかりなじませましょう。ネイルオイルは何度塗っても問題ないので、ハイポニキウムを育成したい場合は、できるだけこまめに塗るのがおすすめです。

④爪に負荷をかけない

ハイポニキウムを育成するためには、爪に負荷をかけないことが重要です。日常生活の中で爪に負荷がかかる行為としては、以下のようなものが挙げられます。

 

  • シャンプーの際に爪を立てて洗う
  • 缶のプルリングを爪で開ける
  • パソコンのキーボードを爪で打つ
  • ダンボールのガムテープなどを爪で剥がす
  • 詰まっているものを爪でかき出す など

 

この他にも、爪切りや電池交換など、爪に負荷がかかる作業は日常に潜んでいます。爪に負荷をかける行為は、ハイポニキウムの成長を妨げるので注意しましょう。

⑤規則正しい生活を送る

朝日を浴びて伸びる女性

爪のピンクの部分を増やすためには、規則正しい生活を意識するのも大切です。いくらネイルケアを徹底していても、爪の成長に必要なタンパク質や亜鉛などの栄養が不足していると、ハイポニキウムの成長は遅くなります。

 

また爪は肌と同じく、新陳代謝を繰り返しています。十分な睡眠や適度な運動などを心がけ、新陳代謝を高めることで、ハイポニキウムの成長促進につながるでしょう。

爪のピンクの部分を増やす際の注意点

爪のピンクの部分を増やすにあたり、押さえておくべきポイントもあります。ここからは、爪のピンクの部分を増やす際の注意点についてご紹介します。

伸ばすまでには時間がかかる

ハイポニキウムを育成するためには、ある程度の時間がかかります。ハイポニキウムが成長するまでにかかる時間には個人差があり、数週間で伸びる方もいれば、数ヶ月かかる方も少なくありません。

 

そのため、短期間で「伸びなかった」と決めつけて、伸ばすのをやめてしまわないようにしましょう。ハイポニキウムの育成は焦らず、長い目で継続することが重要です。

ハイポニキウムは剥がれることがある

ハイポニキウムを伸ばしすぎると、剥がれることがある点に注意しましょう。爪が伸びると折れやすくなるのと同じで、ハイポニキウムも長くなりすぎると、伸びた部分が乾燥したりダメージを受けたりして、剥がれやすくなります。

 

伸びすぎた部分だけ剥がれたのであれば問題ありませんが、場合によっては根元から剥がれてしまう可能性もあります。そのため、ハイポニキウムの伸ばしすぎには注意してください。

まとめ

今回は、爪のピンクの部分を増やす方法についてご紹介しました。爪のピンクの部分を増やすためには、保湿などのネイルケアを徹底し、爪に負荷をかけないよう努力することが重要です。長くてきれいな爪を目指したい方は、ハイポニキウムを慎重に伸ばしましょう。

 

爪が巻き爪の状態になっている場合は、巻き爪矯正器具「ネイル・エイド」を使ってケアするのがおすすめです。ネイル・エイドは着脱が簡単なので、初心者の方でも扱いやすくなっています。巻き爪を改善してきれいな爪を目指したい方は、ぜひチェックしてみてください。

 

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【監修 埼玉医科大学 形成外科 簗由一郎医師】

 

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