「長くてきれいな爪になりたい」「爪のピンクの部分を増やすにはどうしたらいいの?」と思われている方は多いのではないでしょうか。実は爪のピンクの部分は、適切なネイルケアを行えば増やせる可能性があります。
そこで今回は、爪のピンクの部分を増やす方法についてご紹介します。爪のピンクの部分を増やしてきれいな形の爪を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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爪のピンクの部分を増やすには「ハイポニキウム」の育成が重要
爪のピンクの部分は、ネイルベッド(爪床)といいます。ネイルベッドの長さは、ハイポニキウム(爪下皮)と深く関連しています。ハイポニキウムとは、爪を裏側から見たときに爪と指をつないでいる、薄くて半透明の部分のことです。ハイポニキウムには、爪が剥がれたり、爪と指のすき間から雑菌が入ったりするのを防ぐ役割があります。
爪のピンクの部分を増やすためには、爪にしっかりと栄養を与えて、ハイポニキウムを伸ばすことが重要です。ハイポニキウムを剥がしたり、すき間から汚れをかき出そうとしたりすると、ピンクの部分が増えにくくなるので注意しましょう。
爪のピンクの部分を増やすメリット
爪のピンクの部分を増やすと、以下のようなメリットがあります。
- 指が長く見える
- 爪と皮膚のすき間に汚れが溜まりにくくなる
- 深爪の防止になる
ハイポニキウムを長く保つことで、ネイルベッドの面積が広くなります。すると爪の白い部分との境目がきれいなアーチ状になり、縦長できれいな爪の形に近づくのです。爪が縦長になると指が細く見え、手全体がきれいに見えます。
ハイポニキウムには、爪と皮膚のすき間に細菌が侵入するのを防ぐ役割もあります。細菌だけでなく、汚れやホコリ、細かいゴミが入り込むのも防げるのです。ハイポニキウムがきれいに伸びていれば、爪と皮膚のすき間が少なくなり、爪を伸ばしたりネイルアートをしたりしても汚くなりにくいでしょう。
また、ハイポニキウムをしっかり伸ばしていると、深爪防止になることもメリットです。ハイポニキウムを育成するためには、爪切りではなく、爪やすりで長さを調整することが望ましいとされています。爪やすりで少しずつ長さを調整することによって、深爪のリスクを軽減できるのです。
爪のピンクの部分を増やすためのポイント
爪のピンクの部分を増やすためには、日頃のネイルケアが重要です。ここからは、爪のピンクの部分を増やすためのポイントについてご紹介します。
①爪切りを使わずに、やすりで整える
爪の長さを整える際は、爪切りではなく爪やすりを使うのがおすすめです。爪切りを使用すると、本来緩やかにカーブしている爪が無理やりまっすぐの状態になるため、爪に負荷がかかって割れたり折れたりする恐れがあります。爪やすりの中でも、金属やガラスなどの硬い素材ではなく、紙製のものを使用するのがおすすめです。
②爪を短くし過ぎない
爪の長さを調整する際、短く切りすぎないのがポイントです。ハイポニキウムは爪に沿って伸びていくので、爪を短くカットしすぎると伸ばせなくなってしまいます。目安としては爪の白い部分が2~3mm程度見えるよう、長さを調整しましょう。
③保湿を徹底する
ハイポニキウムも皮膚の一部のため、ネイルオイルを定期的に塗って保湿するのが重要です。とくに乾燥しやすい洗顔後や洗い物をした後、手を洗った後などは、念入りに保湿ケアを行いましょう。
ネイルオイルがない場合は、ハンドクリームやワセリン、乳液などでも代用できます。適量を指にとり、爪の周りやハイポニキウムまでしっかりなじませましょう。ネイルオイルは何度塗っても問題ないので、ハイポニキウムを育成したい場合は、できるだけこまめに塗るのがおすすめです。
④爪に負荷をかけない
ハイポニキウムを育成するためには、爪に負荷をかけないことが重要です。日常生活の中で爪に負荷がかかる行為としては、以下のようなものが挙げられます。
- シャンプーの際に爪を立てて洗う
- 缶のプルリングを爪で開ける
- パソコンのキーボードを爪で打つ
- ダンボールのガムテープなどを爪で剥がす
- 詰まっているものを爪でかき出す など
この他にも、爪切りや電池交換など、爪に負荷がかかる作業は日常に潜んでいます。爪に負荷をかける行為は、ハイポニキウムの成長を妨げるので注意しましょう。
⑤規則正しい生活を送る
爪のピンクの部分を増やすためには、規則正しい生活を意識するのも大切です。いくらネイルケアを徹底していても、爪の成長に必要なタンパク質や亜鉛などの栄養が不足していると、ハイポニキウムの成長は遅くなります。
また爪は肌と同じく、新陳代謝を繰り返しています。十分な睡眠や適度な運動などを心がけ、新陳代謝を高めることで、ハイポニキウムの成長促進につながるでしょう。
爪のピンクの部分を増やす際の注意点
爪のピンクの部分を増やすにあたり、押さえておくべきポイントもあります。ここからは、爪のピンクの部分を増やす際の注意点についてご紹介します。
伸ばすまでには時間がかかる
ハイポニキウムを育成するためには、ある程度の時間がかかります。ハイポニキウムが成長するまでにかかる時間には個人差があり、数週間で伸びる方もいれば、数ヶ月かかる方も少なくありません。
そのため、短期間で「伸びなかった」と決めつけて、伸ばすのをやめてしまわないようにしましょう。ハイポニキウムの育成は焦らず、長い目で継続することが重要です。
ハイポニキウムは剥がれることがある
ハイポニキウムを伸ばしすぎると、剥がれることがある点に注意しましょう。爪が伸びると折れやすくなるのと同じで、ハイポニキウムも長くなりすぎると、伸びた部分が乾燥したりダメージを受けたりして、剥がれやすくなります。
伸びすぎた部分だけ剥がれたのであれば問題ありませんが、場合によっては根元から剥がれてしまう可能性もあります。そのため、ハイポニキウムの伸ばしすぎには注意してください。
まとめ
今回は、爪のピンクの部分を増やす方法についてご紹介しました。爪のピンクの部分を増やすためには、保湿などのネイルケアを徹底し、爪に負荷をかけないよう努力することが重要です。長くてきれいな爪を目指したい方は、ハイポニキウムを慎重に伸ばしましょう。
爪が巻き爪の状態になっている場合は、巻き爪矯正器具「ネイル・エイド」を使ってケアするのがおすすめです。ネイル・エイドは着脱が簡単なので、初心者の方でも扱いやすくなっています。巻き爪を改善してきれいな爪を目指したい方は、ぜひチェックしてみてください。
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【監修 埼玉医科大学 形成外科 簗由一郎医師】
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