爪はどのような成分でできている？健康を維持するための方法もご紹介

「爪って何からできているの？」「爪をきれいに伸ばしたい」と思われている方もいるのではないでしょうか。健康的な爪を維持するためには、爪の成分について知っておくのがおすすめです。

そこで今回は、爪の成分や構造、爪の健康を維持するポイントなどについてご紹介します。爪がどのような成分でできているか気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修をお願いしている簗医師の、解説記事へのリンクを文中に掲載しています。より詳しく知りたい方は、簗医師の解説記事もご覧ください。不明な点は掲示板（https://medical-media.jp/bbs/）からご相談ください。

専門医のワンポイントコメント

一般的に「陥入爪」と「巻き爪」という言葉は混同して使われている場合がありますが「陥入爪」と「巻き爪」は別の状態を表します。

この記事ではわかりやすいように一部「巻き爪」を含めて「陥入爪」という言葉で表現している場合があります。違いについての詳細は解説記事を参照してください。

爪は髪や皮膚と同じ成分でできている

爪を骨の一部だと思っている方もいるかもしれませんが、実は爪は骨ではありません。爪は「ケラチン」と呼ばれるタンパク質でできています。つまり、髪の毛や皮膚と同じ成分でできているのです。

ケラチンが角化した組織となって密に集積し、硬い板となったものが爪と呼ばれています。すなわち、爪は皮膚が角化して層になったものといえるのです。

なお、ケラチンには硬ケラチン・軟ケラチンという種類があり、皮膚は軟ケラチンでできています。一方髪の毛や爪は硬ケラチンでできており、軟ケラチンよりも硫黄の含有量が多いといわれています。

爪は、私たちが生きていくうえで重要な役割を果たしています。ここからは、爪の構造と役割についてご紹介します。

爪はさまざまな部分から成り立っています。爪を構成するパーツは、主に以下のとおりです。

一般的に爪と呼ばれている部分は、正式には爪甲といいます。爪甲は皮膚に埋もれている爪母で生まれ、爪床に沿うように前方に押し出されます。こうして爪は、常に伸び続けているのです。

なお爪の構造については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

爪には、主に以下のような役割があります。

硬い爪は、手や足の指先を保護する役割を担っています。また指先先端まで伸びる爪が指を支えることで、物をつかむときなどに力が入りやすくなっています。さらに足の爪には、体重を支える役割もあるのです。

専門医のワンポイントコメント

以下の記事では、爪の役割と解剖について専門医が解説しています。ぜひチェックしてみてください。

爪の健康を維持するためには、栄養バランスの良い食事をとって爪にしっかり栄養を行き渡らせることが大切です。とくに爪の健康に重要な栄養素としては、以下のようなものが挙げられます。