眉下切開を保険適用で治療するには、形成外科専門医がその基準・費用・リスクを解説

眉下切開を保険適用で手術するには、形成外科専門医がその基準・費用・リスクを解説

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まぶたのブログ 形成外科専門医  簗 由一郎(最終更新日 

眉下切開を保険適用で手術するには、形成外科専門医がその基準・費用・リスクを解説  埼玉・東京で眼形外科の専門治療を提供、名医の手術を受けるには

 

このような、まぶたの悩みはありませんか

 

年々目元が下がってきて老けて見える…」

 

「まぶたが重くて、眼がつかれる、頭痛がする…」

 

そういったお悩みの相談を受ける事が多くなりました。このような症状を改善する方法として、眼瞼下垂手術・眉下切開(眉下皮膚切除)の手術があります。

 

眉下切開は眼瞼下垂の治療目的に行われる手術ですが、美容目的や老化による目元のたるみ改善を目的にも行われる手術です。

 

この手術が保険適用になるのか、そして費用はどれくらいかかるのかを理解することは非常に重要です。眉下切開の基本情報から保険適用条件、費用、メリットとデメリット、適切なクリニックの選び方まで詳しく解説していきます。

 

この記事は、埼玉や東京を中心に12の病院やクリニックで、眼瞼下垂を代表とした「まぶたの手術」を執刀し、眼形成外科を専門の一つとして、広く活躍している形成外科専門医の簗医師が監修しています。簗医師の治療希望の方はこちら

眉下切開は保険適用ですか?

 はい。眉下切開は保険適応となります。その場合患者さんのご負担は自己負担分のみです。医師の診察により眼瞼下垂と診断されると、眼瞼下垂手術の一つである眉下切開(眉下皮膚切除)が健康保険で治療可能です。眼瞼下垂の診断がつかずに、見た目の改善が目的の場合、自費治療となります。

眉下切開が保険適用になるかどうかは、手術を検討する人にとって大事な判断材料です。美容目的の場合は保険適用にはならないですが、眼瞼下垂の症状を改善する目的であれば、保険適用となります。

詳しく解説したいと思います

 眉下切開の保険適用手術が可能な医療機関の一覧こちらをご覧ください

眉下切開の保険適用には眼瞼下垂の診断が必要

眉下切開に関わらず、眼瞼下垂の手術を健康保険で行うには、眼瞼下垂の診断が必要です。疾患の診断には医師法により医師のみが可能です。つまり医師の診察を受ける必要があります。

参考:厚生労働省:医師法

 

眼瞼下垂の診断基準

眼瞼下垂の診断は、その機能的障害を定量的評価と定性的評価を総合して判断します。しかし、明確の診断基準は定められていません。眼瞼下垂の重症度を判断する評価基準として、黒目がどの程度まぶたに覆われているかという評価方法があります(MRD-1(margin reflex distance-1);瞼縁角膜反射距離)。

 

この評価方法が診断の参考にはりますが、力の入れ具合で結果がかわりますし、静的な評価だけで動的な評価ができないという問題点も指摘されています。

 

眼瞼下垂を取り扱う、各学会でも明確の診断基準を示していないのが現状です。ですので、MRDなどの定量的評価と、患者さんの症状の程度などの定性的な評価を、診察した医師が各自で総合的に判断して眼瞼下垂の診断をすることになります。

 

参考:日本眼科学会日本形成外科学会日本眼科医会日本眼形成再建外科学会

なぜクリニックよって眉下切開の保険適用の基準が違うのか

クリニックによって、「眉下切開」の保険適用の基準が異なる理由は、クリニック(診察する医師)によって、「眼瞼下垂」の診断基準が違うからです。

また、各クリニックの経営上の事情もあると思います。眉下切開を健康保険で治療する場合、両眼で諸々含めても治療代金は13万程度(自己負担は最大3割)です。一方自費手術の場合は、クリニックにもよりますが30万前後が一般的になります。なので、経営的には健康保険ではなく自費で手術をして欲しいという傾向はあると思います。

 

私が勤務しているクリニックでは、自費の場合もクリニックに入る金額は同じぐらいにしてもらっているところも多いです。私は勤務医ですし、経営の事は考えずに純粋に患者さんの症状を基準に健康保険の適応判断ができます。(協力いただいてるクリニックに感謝です。)

の治療希望の方はこちら

眉下切開が保険適用となる基準・条件

保険適用となる条件

眉下切開が保険適用となる条件は、先ほど説明した通り医師により眼瞼下垂の診断がついた場合です。

眼瞼下垂の診断に関しては、明確な基準がないため診察した医師の判断になります。つまり各クリニックが個別に保険適用の条件を決めているということです。一般的に機能的な問題がある場合は眼瞼下垂と診断される事が多いです。具体的には、眼瞼下垂症によって日常生活に支障が出る場合や、視野が狭くなる、目が重たく感じる、頭痛が起こるなどの症状がある場合です。

またクリニックによっては、先ほど説明した瞳孔とまぶたの距離を基準に診断しているところも多いです。一方、診断基準があいまいな眉下切開は一律保険適用とはしないといった方針のクリニックも少なくないと思います。

眼瞼下垂の診断がなされ、手術によって、これらの症状が改善できると判断されると、眉下切開を含む眼瞼下垂の手術において医療保険の適用を受けられるという事になります。手術を希望する際は、まず医師の診察を受けることが必要です。

 

私は症状がある場合は、なるべく保険適用で手術して差しあげたいと考えています。健康保険適用の眼瞼下垂手術をご希望の方はこちらをご覧くださ。

保険が適用されないケース

反対に、美容を主な目的とした場合は保険適用外となります。例えば、単に見た目を改善したい、目元を若返らせたいといった理由での手術は保険対象外です。また、年齢による皮膚のたるみがあったとしても、見た目の改善を望む場合も保険が適用されないことが多いです。保険が適用されない場合、手術費用は全額自己負担となるため、事前に料金を確認し、十分に検討した上で決定することが求められます。

 

一方、眼瞼下垂の治療と、見た目の改善を同時に希望される場合も多いです。私は眼瞼下垂の診断がつけば、なるべく健康保険で手術をして差し上げたいと考えています。保険適用でも、患者さんのお話をお伺いして、自費治療と変わらず整容面に配慮して丁寧に手術を行います。ただ見た目の改善にこだわりが強い場合は、自費治療をお願いしています。

 

保険か自費か

開業のクリニックの先生より、比較的大きな病院の形成外科の勤務医の先生が、保険適用の診断が厳密でない印象です。ただ、保険医療が中心なので整容面にまでこだわりを持って手術をしてくれる先生は少ないと思います。

私が指導した先生達も手術が上手になると、自費にシフトしていきます。保険であれば誰が執刀しても手術費用が同じなので、上手な先生は物足りないと感じるのかもしれません。

私は安く手術して、患者さんに喜んでもらえるのであれば、それが良いと感じますが、それは人それぞれなのかもしれません。

眉下切開の基本情報

眉下切開 前額部

眉下切開とは何か

眉下切開とは、眉毛の下部を切開し、余分な皮膚や脂肪を取り除くことで、視野や眼瞼下垂に伴う諸症状を改善する眼瞼下垂手術の一つです。眉下皮膚切除や眉下リフトとも呼ばれています。

 

目元を若返らせる美容外科手術として行われる事もあります。その場合は、特に加齢とともに現れる皮膚のたるみを改善する目的で行われることが多く、目元をすっきりとさせ、表情を若々しく見せる効果があります。

 

術後の傷跡は眉毛の下に隠れるため、比較的目立ちにくいという特徴があります。手術時間は通常1~2時間程度で、局所麻酔で行われます。

眉下切開の目的と効果

眼瞼下垂における眉下切開の主な目的は、皮膚のかぶりによる視野障害の改善と、まぶたの上に重さをとり除き開瞼抵抗を減らすことで、頭痛、肩こりなどの眼瞼下垂の諸症状を改善することです。

 

美容目的で行う場合、たるんだ皮膚を除去することになるので、目元のリフトアップを実現されます。この手術により、視界が広がり、目の下のたるみやしわが軽減される効果が期待できます。また、目元が若々しく見えるため、全体的な印象が大きく変わる場合もあります。

 

ただし、効果や目的については個人差があるため、事前に医師とよく相談しておくことが重要です。

眉下切開の手術について

手術当日の流れ

眼瞼下垂・眉下切開の手術の全体の流れ

1)手術前の診察 医師が診察し最終確認をしてから手術します。気になる事があればご相談下さい。

2)消毒: 手術個所を消毒します。少し冷たいです

3)清潔の確保:滅菌された布を患部にかぶせ清潔を準備します。

4)局所麻酔:細い針を用いて丁寧にゆっくりと局所麻酔を行います。

5)手術:麻酔により痛みはありません。手術時間は60分ほどで終わります。

眉下切開手術の具合的な方法について

眉下のデザイン

眉下切開の手術は通常局所麻酔で行います。全身麻酔をご希望な方は全身麻酔可能なクリニックをご案内するのでご相談下さい。

1)患者さんのまぶたの形状に合わせて、切除範囲をデザインします。

2)局所麻酔後デザインに沿って皮膚を切開します。

3)必要に応じて、ROOFと呼ばれる脂肪や、眼輪筋、眼窩脂肪を切除します。

4)眼輪筋のタッキングで眼輪筋を持ち上げる様に縫合して、開瞼を補強します。

5)眼輪筋や皮下組織を吸収される糸で縫合し、皮膚のテンションを極力軽減します

6)細い糸で皮膚を丁寧に縫合します

 

 傷跡をきれいにするための、各手順のポイント

1)瞼の形状毎にオーダーメイドにデザインすることがポイントです。2)毛包斜切断とういう工夫で傷跡を目立たなくします、3)ROOF切除を含めて、組織をしっかり取りの除いた方がすっきりとして良いと感じています。4)瞼輪筋をしっかりと処理することで効果も高いですし、効果が持続します、5)傷跡を目だたくさせるための最大のポイントです、溶ける糸の皮下処理で表面にテンションを加えない事が最大のコツです。

眉下切開は執刀医選びが重要です

繊細の手術は、様々な事に配慮が必要です。単純な手術のやり方は手術手技の教科書をみると学べるかもしれませんが、教科書に書いてない、細かな工夫が術後の結果を左右すると考えています。

まぶたの外来 タイトル

眉下切開の費用について

眉下切開の費用相場は、保険適用であれば3割負担で約45000円、自費診療であれば20万~50万が一般的です。自費の場合はクリニックで違いがありますが、保険の場合はどこで手術しても価格は同じです。

 眉下切開  費用相場(両眼)
 保険適用の場合  ¥20万~¥50万
 自費治療の場合  約¥45000円

自費治療の相場

自費で眉下切開を受ける場合、費用の相場はクリニックや地域によって異なりますが、一般的には20万円か50万円程度です。この費用には手術費用のほか、麻酔費用、事前の診察費用、アフターケアに関する費用などが含まれまれることが多いです。

 

最近問題となっているのは、例えば、保険適用の安い金額や、極端に安い自費料金などを強調して患者さんを集めて、実際に手術を受けようとすると、その金額では手術がうけられず、高い金額を請求するという方法です。

 

クリニックを受診前に自分が想像していた以上の金額を提示された場合、すぐに契約をせずに、一度持ち帰って冷静に判断することが重要です。施術を検討する際は、複数のクリニックで詳細を確認し、費用と提供されるサービスを比較することがおすすめです。

 

私は地域の患者さんのお役に立てるようにとの思いで医療を行っています。勤務先のクリニックや病院に協力をお願いし、低価格で自費治療に対応しています。自費治療をご希望の方はこちらごご覧ください。不安な事があれば問い合わせフォームからご相談いただいても大丈夫です。

保険適用時の費用はどれくらいか

眉下切開が保険適用となるケースでは、費用は全額自己負担ではなく、一部を自己負担する形になります。具体的な自己負担額は健康保険の種類や条件によりますが、通常は手術費用の3割程度が目安です。たとえば、10万円の手術費用の場合、自己負担は3万円となります。

 

参考:日本医師会:日本の医療保険制度の仕組み

 

健康保険で定めれた眼瞼下垂の手術は3種類あります。眉下切開はその中で最も低価格な手術に該当し、片目の手術料金が60700円、両眼で121400円となります。手術に使用する薬剤や、診察代、検査代、処方代が別途必要となるので、合計で13万~14万ぐらいです。

健康保険が3割の方であれば、4万~4.5万が自己負担となります。

参考:今日の臨床サポート

K219 眼瞼下垂症手術

 1 眼瞼挙筋前転法7,200点

 2 筋膜移植法18,530点

 3 その他のもの6,070点

※1点10円計算です

 

眉下切開のメリットとデメリット

眉下切開のメリット・効果

眉下切開のメリットとしては、まず視界の改善が挙げられます。たるんだまぶたによって視界が狭くなっている場合、この手術により視界が広がりまず。また上まぶたの重さが改善するため、眼が開きやすくなり頭痛や肩こりなどの眼瞼下垂の症状が改善します。それにより日常生活の質の改善が期待できます。

 

美容面のメリットとして、眼の重さや目元がリフトアップされることで、顔全体の印象が若々しくなります。手術の傷跡が眉毛下の目立ちにくい位置にあるため、術後の傷跡が目立ちにくいのがメリットの一つです。

 

私は、保険でも自費でも、1000例以上の眼瞼下垂手術の執刀経験がありますが、眼瞼下垂の術式の中でも、眉下皮膚切除術はとても良い手術だと感じています。

眉下切開のデメリット、リスク・副作用

一方で、眉下切開にはデメリットも存在します。その主なものとして、手術による腫れや内出血です。これらの症状は通常、数日から数週間で改善しますが、まれに長引くこともあります。

 

また、傷跡もデメリットとなります。完全に落ち着くまでは時間がかかり、経過には個人差があります。執刀医の技術により、傷跡の仕上がりが大きく影響します。私のところにも、眉下切開後の傷跡の修正相談が最近増えています。眉下切開は眉下の皮膚を切除するだけの簡単な手術ではありません。眼輪筋や眼窩脂肪などの適切な処理が重要で、良い結果をえるためには、外科医の経験が重要となります。執刀する先生と事前によく相談すると良いでしょう。

 

傷跡をきれに治すには、いくつかのコツがあります。以下で解説しているので参考にしてください。(傷跡は個人差が大きいので、全員が同じようになる訳ではありません)

 

眼瞼下垂の治療例と傷跡をきれいにするコツ

 

 

眉下切開のクリニックや病院の選び方

病院・クリニックを選ぶのではなく、手術する医師を選ぶ

外科手術に関しては、執刀医の力量によって結果が大きく変わります。そのため病院やクリニックを選ぶのではく、執刀する医師を選ぶという視点が重要です

 

ただネットにあふれている情報だけで、クリニックを選ぶのは正直難しいと感じます。名医を紹介するサイトや、ランキング記事もお金を払えば掲載できてしまう時代です。例えば、私のところに修正の依頼が多くきますが、そのクリニックをネットで検索していると、しっかりした医師の経歴で、goolgeの口コミがとても良かったりします。にもかかわらず患者さんは不満をもっているので、そのギャップに驚くことも多いです。

 

患者さんと医師の相性もあるのだと思います。多くの医師の診察を受けて話を聞くのが一番良いと思います。

 

大手美容外科などでは、医療資格のないカウンセラーが話をするところがありますが、そういったところは、カウンセラーが売り上げに対して歩合製の報酬をもらい、高い手術を不必要に進める事もあるで注意が必要です。私の知り合いの先生の話では、カウンセラーが吊り上げるために追加した手術を医師が必要ないと判断して手術しなかったら、その後手術を回してもらえなくなった、という話も聞いたりします。美容業界の闇の部分なのかもしれません。

美容外科業界の闇の部分

近年美容外科業界のトラブルが世間一般でも問題になり始めています。NHKのクローズアップ現代でも問題が取り上げられています。

 

公的な医療保険が適用されない自由診療を提供するクリニックが急増し、トラブルが増えています。医師以外でも設立できる「一般社団法人」のクリニックが増え、なぜか飲食店の経営者などが参入し、医療ではなくビジネスの視点でクリックを運営している事が問題の一因です。

 

NKH:追跡“自由診療ビジネス”の闇 相次ぐ美容・健康トラブルの深層

 

仮に自由診療だとしても、やはり医療をビジネスにしてはいけないと考えています。私はなるべく低価格で安全な手術を、地域の患者さんに提供できるようにとの思いで診療を行っています。病院選びに悩まれている方はこちらから遠慮なくご相談下さい。

 

口コミや評判をチェック

美容外科を選ぶ際には、インターネットやSNSでのクリニックの口コミや評判を調査することも一つの方法です。ただ、先ほども述べた通り、これらもマーケティングの手法で自由自在に操作できてしまうという現状もあります。なので基本、実際に医師の診察を受けるということが重要になります。

少し裏技的な手法となりますが、いい医師を探す方法が一つあります。それは医師の診察を受けたときに、「先生以外にこの分野で手術が上手な先生を教えてください」と聞いてみるか、具体的に気になる先生がいる場合「〇〇先生はどうでしょうか?」聞いてみてください。その分野の情報をしっかりと収集している先生であれば、その先生がどんな手術をしているか知っている場合が多いです。参考になる情報を教えてもらえると思います。

眉下切開の保険適用が可能な医療機関

私は、埼玉や東京を中心に健康保険を中心に眼形成外科手術を行っています。眉下切開を保険適用で手術できるクリニックや病院にもいくつか勤務しています。保険適用で眉下切開手術をされたい方は、以下の一覧からお近くの医療機関を受診してください。

※見た目の改善を目的とした手術は自費なります。

 

勤務病院一覧

眉下切開(眉下リフト)のダウンタイムは?

眉下切開のダウンタイムは約1週間です。1週間後に抜糸をするため全体のメイクが可能になり、術後の内出血をカバーできます。内出血班少しず黄色に変化しながら吸収されていきます。

痛みは数日少しジンジンしたような痛みがありますが、痛み止めの内服でコントロールできる程度です。1週間後には痛みはほとんどないと思います。傷跡は3か月程度かけて少しずつ落ち着いてきます

手術後の経過について

眉下切開手術を受けた後は、まず腫れや内出血が現れることが一般的です。これらの症状は通常1週間で落ち着きますが、個人差があります。

手術の翌日から数日間は特に腫れや違和感を感じることがあるため、安静に過ごすことをおすすめします。縫合部の抜糸は一般的に手術後1週間から10日後に行われます。最終的な仕上がりが確認できるのは数カ月後となることが多いです。

ダウンタイムの過ごし方

手術後のダウンタイムは、安静を保ちつつ、健康的な生活を心がけることが重要です。初めの数日は激しい運動や過度な身体活動を避け、ゆったりと過ごすようにしましょう。また、外出時には直射日光に当たらないように帽子やサングラスを利用し、傷跡を守ると良いです。さらに、食生活もバランスを考え、栄養をしっかり摂ることで回復をサポートします。アフターケアに関する医師の指示を守り、適切なケアを継続することで、より良い結果を得ることができます。

 

腫れを抑えるためには、手術当日と翌日は手術部位を冷却することが効果的です。保冷剤をセットできるアイマスクがあるのでそういったものを利用すると良いです。私の経験では、あまり腫れなかったという患者さんは冷却をしっかりとされている方が多い印象があります。

眉下切開 長期経過

眉下切開と眼瞼下垂手術についてのよくある質問

Q 眼瞼下垂は保険適用ですか?

A はい。 眼瞼下垂は健康保険適用です。手術の場合、患者さんのご負担は自己負担分のみです。眉下切開も眼瞼下垂手術の一つなので同じ考えいです。ただし見た目の改善を目的とし場合は自由診療となります。

Q 眉下切開はどのくらい効果が持続しますか?

A 眉下切開は加齢でたるんだ皮膚を取り除きます。取り除いた分だけ若返るイメージです。その後年齢を重ねれば、皮膚はたるんできます。数年で元に戻るということはありません。

Q 眉下切開後に眉毛の位置が変わりますか?

A 眉下切開により、眉毛の位置が下がる可能性があります。眉毛下がることでおでこにシワが改善する事も期待できます。ただ、眉毛の位置に関しては術前に予想するのが難しいので、必ずしも下がると言えない部分です。

Q メイクはいつからできますか

A 手術部位以外は翌日から可能です。手術部位付近は抜糸(通常1週間後)をした後からメイク可能です。

Q 眼瞼下垂かどうか、自分で判断できません。保険適用かどうか、診察して診断して頂くことはできますか

A はい。実施に診察させて頂かないと判断できない部分も多いです。保険適用可能であればなるべく保険で治療して差し上げたいと考えています

埼玉でおすすめ、眉下切開の保険適用可能なクリニック

埼玉で眉下切開が保険適用可能な、私が勤務しているおすすめのクリニックを一部紹介します。ここですべてを紹介できないので私のすべての勤務病院はこちらからご確認下さい。

(1)新井クリニック(埼玉県東松山市)
東武東上線高坂駅が最寄り駅のクリニックです。駐車場が完備しています。自費治療にも対応してます。電話で私の診察予約をしてください。

住所:埼玉県東松山市西本宿1859-1

(2)入間川病院(埼玉県狭山市)
西武新宿線狭山市駅から徒歩4分の立地です。保険治療のみの対応です。予約制ではないので、電話で私の診察日を確認して受診してください。 

住所:埼玉県狭山市祇園17−2

(3)川越眼科手術とまぶたのクリニック(埼玉県川越市)
私は月2回、第2・4金曜日午後に勤務しています。保険希望の方は私の勤務日を予約してください。ウェブ予約になります。

住所:埼玉県川越市旭町1-3-64

医師 簗 由一郎 (やな ゆういちろう)

東京でおすすめ、眉下切開の保険適用可能なクリニック

東京で眉下切開が保険適用可能な、私が勤務しているおすすめのクリニックを一部紹介します。ここですべてを紹介できないので私のすべての勤務病院はこちらからご確認下さい。

(1)スキンソリューションクリニック(東京都渋谷区)
地下鉄の青山1丁目から徒歩5分の立地です。月1回金曜日に不定期で勤務しています。電話で私の診察を予約してください。

住所:東京都港区赤坂8丁目3−12

(2)サマンサクリニック(東京都練馬区)
西武池袋線練馬高野台徒歩3分の立地です。月1回金曜日に勤務しています。診察日は電話で私の勤務日を確認してください。

住所:東京都練馬区南田中3丁目7−27

医師 簗 由一郎 (やな ゆういちろう)

まとめ 医師紹介

【記事執筆 埼玉医科大学 形成外科 簗由一郎】

【専門分野】眼形成外科(眼瞼下垂他)、美容外科、リンパ浮腫、巻き爪・陥入爪

【資格】日本形成外科学会専門医、日本美容外科学会正会員、日本眼形成外科学会正会員、日本リンパ浮腫治療学会評議員

【その他】もとび美容外科クリニック 眼形成アドバイザー医(現在手術はしていません)、メディア出演 NHK教育 きょうの健康 他

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埼玉医科大学 形成外科・美容外科 医師 簗 由一郎

埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷38